雪の余呉、徳山鮓。
お世話になっているデザイナーさんのお誘いで、徳山鮓に行ってきました。
モロコや氷魚、鮒鮓、鹿、熊鍋のおいしさや、雪の余呉湖とともに頭から離れないのは、
ご飯をいただく部屋に大きく飾られた「妙味必淡」という言葉です。
誰もが使うシンプルな言葉のなかに、ちょっとだけ新しい意味や気分をくわえて、
言葉の奥行きを広げていきたい。
そんなことをぼんやりと思い描きながら日々書いている自分にとって、
ここの料理は、まさに理想とすべき仕事のように思えました。
言葉の世界で、こんな妙味に辿り着けたらなぁ。
そして、その妙味をわかってもらえる人に、その言葉を読んでもらえたならなぁ。
そんな、息のなが〜い目標ができました。笑
季節ごと、日ごとに、料理が変わるという徳山鮓。また食べに行きたいなぁ。
(久岡 崇裕)