“ことばを書く仕事”の経験者の方を募集します(2023年春)。
○代表・久岡からのメッセージ
このたび、株式会社parksでは、
ことばを書くことを仕事としてきた経験者の方を募集いたします。
parksは、大阪のうつぼ公園の近くにある
ちいさなコピーライター事務所です。
2023年6月で、創業から10年を迎えます。
これまでは、「スキルよりも大切なのはスタンス」という考え方から、
未経験の方を中心に採用をおこなってきました。
また、コピーライターという職種で
未経験者の採用がおこなわれている場面が非常に少ないことから
世の中にもっと機会・きっかけが増えてほしいという思いもありました。
これからも変わらず、
未経験の方のチャレンジを歓迎する姿勢で在り続けたいですし、
「100人の書き手に火種を移す」という目標を掲げて、
研修メンバー制度にも取り組んでいます。
良い書き手たちが、
良いビジョンや価値観を持つ企業やブランドをことばで支えていく。
そんな光景が、もっと広がってほしいと考えています。
そして、そのためには代表の久岡だけでなく、
未経験の方の良き手本となり、
(自分自身もそうなれているか、まだまだ心許ないところではありますが)
成長をいっしょに見守ってくれるような
経験者の方の存在が必要だと考えるようになりました。
また、ありがたいことに
parksに期待される仕事の内容そのものも、
より複雑で曖昧なものの言語化が求められたり、
より事業やブランドの根幹に近いところで何かを考えたり、
創業から月日を重ねるごとに、
書き手の地力が問われるような局面が増えてきています。
実践経験のゆたかさや、
思考・想像のゆたかさをそなえた方とともに、
難しいお題を楽しみ、
誰かのよろこびに変えていけたらと願っています。
さいごに、創業から10年を迎えるにあたり
parksのビジョンを策定しました。
そのなかで、いちばんの基盤となるのが、
「ことばで景色を広げる。」
というコアバリューです。
「ことば」というものが持つ力を借りながら、
出会った人の景色を広げ、
自分自身の景色も広げていける人。
「書く仕事」の職業的な価値の向上に、
いっしょに取り組める人。
ことばを通して、
いくつもの企業やブランドに
燃え尽きることのない火を灯していける人。
そういう方と、これからのparksをつくっていきたいです。
○求める人物像
・ことばを書く仕事に3年以上携わってきた方
職種はコピーライターに限りません。
エディトリアルライター、編集者、記者、翻訳家、小説家、絵本作家、ライトノベル作家、シナリオライター、詩人、歌人など、幅広い可能性に出会えたらと考えています。
・parksのビジョンに共鳴し、体現していただける方
※ひとつ前の投稿「 parks のビジョン。」を併せてお読みいただき、同じ方向を向ける方と一緒に仕事していきたいと考えます。
・仕事を通して人によろこんでもらい、自分自身もよろこびを感じられる方
・作業ではなく、自分の意思を仕事に込められる方
・素直な方
・思いやりのある方
○主な仕事内容
応援したい企業やブランドをことばで支え、出会った人の可能性を広げるお手伝いをしています。
・企業のビジョンやフィロソフィー、価値観の言語化
・サービス名・商品名・施設名などのネーミング、コンセプトメッセージの策定
・事業の価値やステートメントの言語化
・ことばを軸にしたブランディング全般の支援
(ブランドサイト、ブランドブック、ストーリーの構築 など)
・採用コンセプトの策定、採用サイトの企画・ライティング
・学校案内のコンセプト策定、取材・構成・ライティング
・企業・学校・地域へのライティング研修
○給与・制度
・給与…経験・実績によりご相談させてください。
(参考:未経験者の場合 21万5千円からスタート)
・賞与…年2回(6月、12月)
・昇給…年2回(4月、10月)
・在宅勤務手当、住宅手当、出張手当 有り
・休日…原則土日祝、夏期休暇、年末年始休暇、有給休暇
◯応募方法について
Webサイトのお問い合わせフォーム(https://park-s.jp/contact/)からメールでご連絡ください。追ってお返事をさせていただきます。
parksのビジョン。
独立して丸10年を迎えつつあるなか、parksのビジョンを言語化しました。
時間はかかりましたが、「コリンズ・ポラス式ビジョンのフレームワーク」の定義が、これまでに出会ったどの形式よりもしっくり来たので、何度も読んで参考にさせてもらいました。
この方式では、「コアバリューと理念」「パーパス(存在意義)」「ミッション」の3つをあわせた総体が企業にとっての「ビジョン」であり、それぞれの言葉は、次のように定義されています。
コアバリューと理念
・会社の指針となる原則と信条の体系。事業と人生に関する哲学。
・絶対に順守されるべき原則。
・組織のリーダー個人のコアバリューと理念の延長。
パーパス(存在意義)
・組織が存在する根本的理由。
・コアバリューから生まれる。
・組織の行方を照らす星のように、常に努力すべき目標ではあるが、完全に達成されることはない。
・100年に渡って会社の指針となる。
ミッション
・大胆で説得力のある野心的目標。
・明確なゴールと具体的期限がある。達成されると、新たなミッションが設定される。
・4つのタイプがある。 1.目標 2.共通の敵 3.ロールモデル 4.内部変革
そして、これらの定義と何度も向き合いながら考えたparksのビジョンは、次のような言葉になりました。
コアバリューと理念
パーパス(存在意義)
ミッション
こころに火を灯している人は、その火が動力源となり、次の行き先を照らす明かりとなり、その火種をまわりの人たちにもわけて勇気づけ、どこまでも景色を広げていける。
ただポジティブなことばかりではなく、悲しいことや厳しい試練によって広がる奥行きもあると実感しているのですが、「景色の広がり方」と「心の火の灯り方」には深い関連があるように思われ、このビジョン体系へとつながりました。
仕事や暮らしを通して、ここに込めたものを体現できるように、いろいろと実践しながら、さらに考えを突き詰めていけたらと思います。
(久岡 崇裕)
めぐりあわせる。
2020年の5月に入社して、気づけば1年が経ちました。
今日書きたいのは、parksで感じる不思議なめぐりあわせについて。
parksの代表・久岡さんの口癖はいろいろとあるんですが、なかでもよく聞くのが
「こういう仕事やりたい!って口に出すと、入ってくるもんだよ〜」ということば。
最初は「ほんまかいな」と半信半疑でした。(久岡さん、すみません)
でも parksで1年過ごしてみて、そういうめぐりあわせを何度も体感したんです。
「こういう仕事をやりたい!」と言っているときに限らず、
社員が好きなものとか、話題に出していたものがポンッと仕事に現れるんですよね。
お仕事でご一緒することになった家電メーカーさんの商品が、たまたまparksの事務所にあったり。
「あそこ楽しいよな〜。行ったことあるわ〜」と話していた施設のコピーを書かせてもらえることになったり。
私のzoomの背景画像を見たクライアントさんが、「それデザインしてるの、うちです!」と喜んでくれたり。
挙げ出したらキリがないくらい、こういうことがあるんです。
不思議ですよね。何気ない会話からもこれだけめぐりあわせているんだから、
「この仕事やりたい!」って声に出したらいったいどうなってしまうことやら……。
思えばparksに初めて来たとき、出してもらったマグが私の好きな作家さんのものだったり、
久岡さんが乗っている自転車が、私が欲しいメーカーのものだったり、ということもありました。
そういったところも「parksで働きたいポイント」になったので、実はこれもめぐりあわせだったのかも?
好きなものが多いほど、好奇心旺盛であればあるほど、このめぐりあわせは増える気がします。
parksで過ごす2年目も、いいめぐりあわせの中で仕事ができるように、
「いいな」「素敵だな」と思う気持ちを大事にしていきたいな、と思っています。
(小園智香)
スマホよりさわる、デバイス。
僕は、一年半ほど前から
音ではなく、振動で、目覚めます。
それは、
Apple Watchを持つようになったから。
僕が使っているのは、
「時間がわかるだけじゃない。」
というコピーで
話題になったseries5です。
以前は、改札を通るときや
ちょっとコンビニで買い物する時に
スマホを使っていました。
スキマ時間にSNSやインターネットを見ることで
ちょっともったいない時間を過ごして
しまうことも。。
でも、Apple Watchは決済もできるので、
とりあえずスマホを出す
という手間がなくなりました。
スマホを見る代わりに、
「呼吸」アプリを使って
5分ほど、深呼吸をして
リフレッシュすることもあります。
そのおかげで、ネットニュースなどを見る機会も
明らかに減っている気がします。
parksの近くにある
行きつけの定食屋さんのレジも
電子マネーに対応していて、
いつもApple Watchでお会計するので
「時計のにいちゃん」と
おぼえてもらえるような
うれしい出来事もありました。
これも、もし、現金やスマホで決済していたら
おぼえてもらえていなかったかもしれません。
最新デバイスを使うことで
デジタルにふれる時間を減らす一方で
自分を大切にする時間や、
人とのつながりを感じられる時間が増えてきました。
今ではスマホよりも、
Apple Watchの方が、
多くさわっているかもしれません。
もはや、テクノロジーの一つというより、
体の一部のような存在になっていて。
時間がわかるだけじゃなくて、
時間の使い方も、変えてくれた時計でした。
(川口 貴司)
緑と仕事と縁。
ひとり暮らしを始めて半年。
生活必需品があらかたそろって、
ここ最近は、必需品でないものも買ってみよう、という
心のゆとりもできてきました。
植物を育てようと思い立ち、
初心者でも育てやすい品種をさっそく調べて、クワズイモをお迎え。
一度しか肥料をあげていないのに、
どんどん茎は太く、葉も大きくなり、
毎日、すごいスピードで成長しています。
出かける前は部屋の中を向いていた葉が
仕事から帰ってくると窓の方を向いていたりして、
太陽に寄っていったのかな、と思うとかわいい。
こまめに葉水をしたり、ほこりをふき取ったり、茎をなでたり、
ちょっと過保護ぎみに育てています。
「まいにち植物見るの楽しいです」と社内でも言っていたら、
ついこの間、parksの植物係に任命されました。
parksの事務所には、植物がいっぱいです。
オーガスタやガジュマル、サボテンや、
週に一度、bun bun flowersさんに届けてもらっているお花などなど。
はりきってお世話しよう、と思っていたところに
つぎは、植物の販売と庭づくりを手がけている企業の
リブランディングのお仕事で声をかけていただきました。
なんだか不思議なタイミングで
好きになり始めていたものに、お仕事でもふれられることに。
こういううれしい体験が、
これから増えていったらいいな、と思います。
代表の久岡さんが、
「やりたいこと口に出してたら、めぐってくるよ」
とよく言っているので、わたしもそうしてみます。
(樫原 明日香)
ワーケーション@鹿児島
3月の半ばごろに、京セラさんのお仕事で鹿児島へ行く機会がありました。
鹿児島といえば、おいしいお酒、魚介、お肉……!
食欲に目がくらんで、「ワーケーションさせてほしい!」と
お願いしてみると、みんなこころよくOKしてくれました。
九州への出張も、ワーケーションも、実は初めての経験です。
「あれを食べて、あれを飲んで、ホテルに着いたらあのライティングを進めて」と、
飛行機のなかでいそいそと計画を立てながら、鹿児島へ……。
ワーケーション中は、基本的にホテルで仕事を進めていました。
しずかでおしゃれなビジネスホテルを見つけて宿泊したんですが、
この部屋、ツインでなんと一泊4000円。
平日だからこそ、安く泊まれるのもワーケーションのメリットみたいです。
休み時間や仕事終わりには、鹿児島散策を満喫。
おいしいお刺身やラーメンを堪能しました!
ちなみに、parksメンバーとして、大きな公園もチェック。
おじいちゃんおばあちゃんたちがピクニックしていて、
大阪よりも、ゆっくりな時間が流れていました。
鹿児島で約1週間過ごしてみて思ったのは、
働く場所も働く時間も、もっともっと自由でいいんだなということ。
新鮮な環境で働けたことで、仕事もすごく捗りましたし、
本当にいいリフレッシュになったと感じています。
もう少し、世の中が落ち着いたら、またワーケーションに行きたいな〜、
と思う今日このごろです。
(小園智香)
聞いて、書いて、おすそ分け。
貝塚市の観光ガイドブック「KAIZUKA みちの本」が届きました。
こちらに掲載されている約30箇所の観光スポットを
5日間にわたって現地取材し、ライティングを担当させていただきました。
ひとりで取材を回るのは初めてで、初日はどきどき。
何日か経ってほどよく緊張が解けてきたころ、
“この雑貨屋さんすごく素敵だな”
とSNSをチェックしたときから感じていたお店へ伺って
気づいたことがあります。
お話を実際に聞かせていただいたあとには、
もとから感じていた魅力の「理由」の部分を
手に入れることができていた、ということです。
たとえば
もともとは南堀江の人気店だったけど、貝塚の廃工場を
サイケデリックな空間にリノベーションして再オープンしたという歴史。
そこに並んでいるアンティークの雑貨たちは
店主が南フランスを駆けめぐって集めたものだということ。
大阪以外からもたくさんのファンが通い続けているということ。
どんどんお話を聞いているうちに、
ネットで見るだけでも感じていた魅力の
その理由を知って
知ったからには、
ほかの人にも知ってほしいという気持ちになって
ライティングへの熱もぐんと上がりました。
人の生の声を聞くことで自分も豊かになっていけて、
書くことで、それを共有することもできる。
取材って、ありがたくて楽しいなぁと思いました。
これからもっといろんなところへ行って
いろんな人のお話を聞いて、書いて、
だれかにも、ほくほくした気持ちをおすそ分けしていきたいです。
(樫原 明日香)
骨董品で、自宅を新しく。
最近、骨董品に興味があります。
それは、姫路の骨董品店「古美術 秀岳」のコンセプトコピーとWebサイトのライティングを担当させていただいたのがきっかけ。
コピーライターの神様と言われている仲畑貴志さんも「この骨董が、アナタです。」(講談社文庫)という
骨董品に関するエッセイを執筆されるほど、骨董品好きで知られています。
もしかすると、骨董品とコピーライターは、どこか相性がいいのかもしれません。
何気なく小皿を、コーヒーカップのコースターとして使っていたことが、
取材をさせていただいたときに印象的で、
骨董品の取り入れ方が素敵だなぁと感じました。
この器は、店主さんの気遣いでいただいたもの。
海鮮丼や、カレー、パスタなどジャンルを問わず、愛用しています。
iPhoneとか、AIとか5Gとか
テクノロジーは、日々新しくなるけど
時代を超えてきた強さのある骨董品で
日常を彩るのも、豊かだなと思います。
自分が生まれる前から存在している骨董品が
自宅の風景を、新しくしてくれる。
昔から大切にされてきたものを、使う生活は、ものを大切にする気持ちまで、育ててくれています。
(川口 貴司)
みんなで鯛パーティー。
先日、代表の久岡さんから鯛をまるまる一尾いただきました。
久岡さんがHP制作をおてつだいされていた、
三重県迫間浦の鯛を全国に届けるプロジェクト
「あなたに逢い鯛」から届いたものです。
(三重県迫間浦の養殖場、あなたに逢い鯛HPより)
下処理や真空パックを養殖場で全て済ませて直送されているので、
お店で買うより新鮮な状態でいただけるのが、この鯛の特徴。
目もピカピカ、身にもハリがあり、素人目にも他と違うことが分かります。
鯛を三枚におろすなんて初体験でしたが、
How to動画を見ながら、なんとかやりきりました。
さばいた鯛は、お刺身とカルパッチョ、アクアパッツァ、アラ煮に。
生でも、煮付けでもおいしかったのですが
身がしっかりとしていて、脂ものっていたので
個人的にはアラ煮が優勝だったかなあ、と思います。
parksメンバーの樫原さんをはじめ、家族や友人と一緒に
おなかいっぱいいただきました。
(鯛だけでおなかいっぱいになったのは、初めてかも)
人と会って話したり、一緒にご飯を食べたりするのが難しい毎日ですが、
もらった鯛が、久しぶりにみんなで集まるいいきっかけになってくれました。
まるまる一尾以外にも切り身や、塩焼きされたものも購入できるので、
おいしい鯛をおうちで食べたい方はぜひこちらのリンクから飛んでみてください。
(小園智香)
パティスリーに、新しい空気を。
中崎町にオープンした「hannoc -cake,cafe-」。
ネーミングとコンセプトづくりを、parksがお手伝いさせていただきました。
このお店には、シェフがいません。
ホテルや有名パティスリーで腕をみがいてきた20代のパティシエたちが集まり、
それぞれの個性を生かして、自由にお菓子をつくりあげるという新しい空間です。
ガラス張りの開放的なキッチンで、パティシエたちがケーキや焼き菓子をつくり
お客さまはそのすぐ目の前のカウンターで、おいしいひとときを楽しんでいます。
もっと新しいのは、
パティシエたちがお菓子づくりの合間にそこから出てきて、
みずからお客様との対話をかさねていくということ。
これまでのパティスリーでは
きびしい上下関係のもと、閉じた空間で黙々とケーキをつくり
パティシエがお客さまの笑顔を見ることのない環境があたりまえだったそうです。
かぎりない可能性をもつ若いパティシエたちが、自信作のおいしさを
自分のことばでお客さまに伝える。
そんな新しい”空気”を、この場所につくっていきたい。
お話を聞かせてもらうなかで印象的だった
“空気”ということばを軸に、ネーミングを探っていきました。
そして、でてきた「hannoc」という名前は
空気を構成する窒素(N)、酸素(O2)、アルゴン(Ar)、
二酸化炭素(CO2)水蒸気(H2O)ネオン(Ne)の元素記号の頭文字を抽出したことばです。
いろんなものが混ざり合ってできる空気のように、
いろんなパティシエやお客さまが集まって、この場所を新しい空気で満たしていけたら
という想いを込めました。
オープン初日、お店の前にできていた行列をたどると、
そこには「hanocc」の看板が。
この場所にかかわる人、みんなによろこんでもらえるように
たくさん考えたなかでできた「hannoc」ということばが
デザイナーさんの想いも重なってロゴになり、
それが看板になって、どしんと中崎町に空間が生まれて、
今ではもう、いろんな人にふれてもらえる名前になったんだと
あらためて実感しました。
わくわくしながら順番を待って中に入ると
「いらっしゃいませ」という決まりきった挨拶ではなく、
「こんにちは!」と親しみのこめられた元気な声が聞こえてきて
ケーキやコーヒーを味わうお客さまをガラス越しに見ながら、
パティシエたちが本当に楽しそうにお菓子をつくっていて。
そんな新しい空気がお店いっぱいに満ちていることに
とても、うれしくなりました。
(樫原 明日香)