聞いて、書いて、おすそ分け。

貝塚市の観光ガイドブック「KAIZUKA みちの本」が届きました。

こちらに掲載されている約30箇所の観光スポットを
5日間にわたって現地取材し、ライティングを担当させていただきました。

ひとりで取材を回るのは初めてで、初日はどきどき。

何日か経ってほどよく緊張が解けてきたころ、

“この雑貨屋さんすごく素敵だな”

とSNSをチェックしたときから感じていたお店へ伺って
気づいたことがあります。

お話を実際に聞かせていただいたあとには、
もとから感じていた魅力の「理由」の部分を
手に入れることができていた、ということです。

たとえば

もともとは南堀江の人気店だったけど、貝塚の廃工場を
サイケデリックな空間にリノベーションして再オープンしたという歴史。

そこに並んでいるアンティークの雑貨たちは
店主が南フランスを駆けめぐって集めたものだということ。

大阪以外からもたくさんのファンが通い続けているということ。

どんどんお話を聞いているうちに、
ネットで見るだけでも感じていた魅力の
その理由を知って

知ったからには、
ほかの人にも知ってほしいという気持ちになって

ライティングへの熱もぐんと上がりました。

人の生の声を聞くことで自分も豊かになっていけて、
書くことで、それを共有することもできる。

取材って、ありがたくて楽しいなぁと思いました。

これからもっといろんなところへ行って
いろんな人のお話を聞いて、書いて、
だれかにも、ほくほくした気持ちをおすそ分けしていきたいです。

(樫原 明日香)

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